昔の漫画

藤子不二雄SF短編集みたいなマンガが単行本になっていて、ここではドラえもんとかパーマンとは違って、もっと大人向けなSFチックな漫画が掲載されている。

ストーリーはおそらく当時藤子不二雄さんが興味があった話題や、不安に感じていた未来を想像して書いたんじゃないかなーという感じのストーリーばかりだった。

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例えば、未来には核のボタンが押されて地球からは人類はほぼ滅亡している未来とか、タイムマシーンが開発されている世界、パラレルワールドが存在する世界、未来には環境問題が悪化していて人間が住みづらい世の中になっている等々・・・

しかし現実には、そういうモラルは逆に当時よりも向上していて、現代の人間は、過去より健康志向で、エコを意識している。

もちろんモラルの面でも、セクハラやパワハラ等の意識や、労働基準法を始めとした。人権に対する法律や常識も、昔より大勢の人が当たり前のように意識するようになっていると思う。

たしかに昔の人の感覚で排気ガスを垂れ流したり、たばこや酒や暴飲暴食を繰り返していたら、地球の環境や人間の健康はどんどん悪化していたかもしれないけど、実際には光化学スモッグとか、公害が問題になっていた昔より、空気や水は綺麗になっているかもしれないし、人間も昔より健康的かもしれない。

そういう事が昔の漫画を見ているとわかって面白い。


本当にマンガみたいに書かれていた未来が現実になっていたり、それは今後も実現しないよ!って言ってあげたくなる事だったり~

気づけば自分もこの漫画の世界からしたら未来人なのかもしれない。



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